映画「ザ・コーブ」公開続ける小さな映画館の気骨

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まず見てもらいたい

   支配人はそれでも慌てず騒がず、「たくさんの人に映画を観てもらいたい」と粛々と準備を進めた。コスト増は痛いが、客の安全を考えて警備員を雇う。「お客様にケガがでること、それが一番怖いんで…」

   そして迎えた7月3日の公開日。右翼団体と警察の押し問答で騒然となる一幕があったが、そう大きな混乱はなくその日は終わったようだ。だが、お客の入りは予想を大きく下回った。疲れ切った表情の支配人は「やめっか、上映」とキレ気味に言い放った。

   VTRはそこで終わり、それから支配人が何をどう考えたのかはわからないが、7日現在、映画館の公式サイトには16日までの上映予定が掲載され、終了日は未定となっている。

*NHKクローズアップ現代(2010年7月6日放送「映画「ザ・コーヴ」問われる『表現』」)

ボンド柳生

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