貴乃花の真意「この際、理事会は全員辞めましょう」

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   貴乃花親方が理事会に退職願を出した「真相」について、番組はこう見る。

<ことし2月の理事選で劣勢を伝えられた貴乃花だったが、基礎票7に3票を上積みして当選した。かついだ1人が大嶽親方(きのう解雇された)であり、上積み3票の中には琴光喜(同)の1票も含まれていたと見られている。貴乃花は2人に恩義があった。大嶽の処分はやむを得ないとしても、琴光喜の方は軽減できないか、貴乃花はそう訴えたらしい。しかし、理事会の受け入れるところとならず退職願を提出>

3週間後には謹慎親方・力士復活

   MC加藤浩次は「もっと細かい気持ちの機微があったのでは」とテリー伊藤に問いかける。テリーは「ことの本質がズレてきている」としてこう言った。

「問題を起こした親方や力士は3週間すると戻ってくる。理事会側はその後の改革案を出していない。そのうえ、理事会は理事長代行を外部理事ではなく、角界内部から出そうとした。3週間したら、もっと外部を排除しようとしますよ。
一般の人と相撲協会との距離が離れていく。新聞には貴乃花がどうだと出るが、理事長らが協会の改革にどう取り組むかが問題で、話が違うだろうと思う」

   コメンテーターの渡邉美樹(ワタミ会長)も「角界には賭博をよしとする雰囲気がある。ほとんどの人がやっている。貴乃花さんは2人だけをスケープゴートにしていいのか、本質的なことを考えたら理事会は全員やめるべきだという抗議の退職願だろう」とした。

   暴行死事件、薬物汚染、維持員席問題、そして今回の野球賭博騒動と、これだけ不祥事が重なると、ふつうは理事長がまず辞表を出す。やはり別世界なのか。ところでNHKは中継するのだろうか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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