大嶽親方「懲役10年行ってこいというなら行きます」

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   角界からの追放が確実となった大嶽親方(元関脇貴闘力)が、初めてことの真相を語った。親方によると、やはり解雇・除名が予想されている大関琴光喜は、大嶽親方をかばっていたのだという。どういうことか。

「ヤクザ屋さんのことは知らなかった」

   語ったのはきのう(29日)の午後6時半すぎ、都内のホテル。

「自分がやったことですし、しょうがない。(退職届で)自分なりのけじめはつけたつもり。それでも足りないといわれたら死ぬしかない。懲役10年行ってこいといわれたらやります」

―なぜ野球賭博を?

「最初は1万2万で、マージャンや花札の感覚だった。それがヤクザ屋さんに行ってるなんて思ってもいなかったし、今でもないと思ってる。そのうち額のマルがひとつ多くなりましたね」

―琴光喜との関係は。

「オレが借りているという新聞報道はでたらめです。彼が賭けたのは私の金なんです。取り立ての500万円というのも私のもの。2500万円、3000万円負けたというのはオレが負けて支払った金です。先方とも琴光喜とも借金はない。自分が負けた金は全部払ってます」
「琴光喜がかばってくれたんです。オレが先輩だから。いやいや通すような、もうこれくらいにしておいてくださいよみたいなことで、全部被せたような形になって申しわけないと思っている」
「彼に『正直に言うわ』といったら、『それでいいんですか。部屋も弟子もいるのに』『いやもういいよ。そっちも正直に言ってくれ』と話した」

   この日も、名古屋の大嶽部屋の稽古場では、若い弟子たちが稽古にはげんでいた。この話になると、親方は「もともと11歳のときにパンツ一丁で来たんですから、また復活するから、やめた時は面倒をみてやるからがんばれと」と、涙が止まらなくなった。

「現役力士だけは、解雇通告とか書かれていますけど、そこだけは何とか助けてやってほしい。何とかチャンス与えてもらえないですかね。悲しくて、思い出すたびに涙が出てくるんです。みんな人生がかかってるんですよ。なんとかしてやってください」

   片山善博(前鳥取県知事)「後悔先に立たずですね。自分1人じゃない。人生賭けた人いっぱいいるんですから」

   みのもんた「親方を信じてね」

   釜本邦茂(日本サッカー協会副会長)「彼は二子山さんがいる時から知ってるからね。もう一度がんばってもらいたいな」

   みの「おでこから突っ込んでいく。傷だらけでしたね」

   問題は琴光喜だ。大嶽親方をかばっていたとなると、状況が変わってくる。しかし、「ヤクザ屋さん」への認識が甘かった、だけで済む話ではない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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