相撲協会は名古屋場所の強行開催を決めた。MC加藤浩次から「どう思うか」と振られたコメンテーターの渡邉美樹(ワタミ会長)は、「反対です」としてこう述べた。
「問題は体質。体質を根こそぎ変えるとしたら、役員すべてがいったん辞任して外部から3分の2受け入れて、3分の1はお相撲さんを残すような形で再スタートすべき。
謹慎しても元に戻るようなら、せっかく大相撲が新しく生まれ変わるチャンスにもかかわらず、結局、また変わらなくなる」
エラソーな会見「ありゃ何だ!」
臨時理事会の結論を発表する際の会見で、特別調査委員会の委員長が、記者団の最前列に位置してシャッターを切るカメラマンに、「目障り。いない方がしゃべりやすい」と発言。それでもカメラマンらが仕事を続けようとすると、座長の隣に座っていた武蔵川理事長が居丈高に「やらないよ、そんなことをするんだったら」と声を荒げた。
この言動についても渡邉は、「何をエラそうにと思う。ちゃんと反省しろ、ということ」と言い、「調査委員会だって協会が選んだ。身内のデキレースといわれてもしかたない」と強く批判した。
テリー伊藤も渡邉に同調、こう話す。
「調査委員会はどこまで調査したのか。本来なら、警察が捜査しているのだから、その結果を見てから処分すべきだ。(名古屋場所を)開催するんだったら、協会はNHKには中継放送を自粛してくださいと、スポンサーには懸賞金を自粛してくださいと、自分の方から言ってほしい。
見切り発車で7月11日開催にしてチャラにしたいと思っているとしたら、大間違いだ」
角界野球賭博の大元は大嶽親方で、負け金は3000万円ともいわれる。相撲界全体ではもっと大金が動いていたに違いない。それでも調査委員会の方々は闇の組織は関係していないと考えているのだろうか。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト