日本相撲協会の特別調査委員会が理事会に出す勧告を発表した。「15力士の出場禁止、親方12人の謹慎を条件に、名古屋場所開催を可とする」というもの。だが、番組は「開催不可」を「勧告」する。関連発言を求めた勝谷誠彦(コメンテーター、コラムニスト)が、「2つの組織に物を言いたい」と熱弁をふるった。
紅白歌合戦にひばり出さなかったのに
勝谷は先ずNHKに対して――。日本の宝、美空ひばりの親族が暴力団と関係がある、何人かの演歌歌手が暴力団関係者とゴルフをしたとして、いずれも紅白歌合戦に出さなかった。今回、ヤミの組織とズブズブの関係にあることが明らかになった相撲の中継をするのか。
次いで宮内庁に――。この場所に天皇賜杯を出すのか。捜査が進んでいる容疑者集団に手渡すことになりかねない。
MC加藤浩次が「名古屋場所を開催するとして、ですよね」と確認。
勝谷はさらに、相撲協会を公益法人として認めるんですか、と文部科学省にも物言いをつけた。
もう一人のうるさ型、テリー伊藤は決勝トーナメント進出で評価を高めるサムライジャパンを引き合いに出して、「開催した場合、一般の人は力士を尊敬して見るだろうか。国民は見せ物、キワモノとして見てしまうんじゃないか」と話す。
聞いていた勝谷が、「こんな薄汚いものが国技を名乗っているのはどうかと、みんな思うだろう」と言った。
理事長以下理事たちも謹慎に処されている。そんな中でも力士を名古屋入りさせるなど、協会は開催準備を進めている。
テリー「校長はじめ10人以上の先生が家にいて、生徒たちが修学旅行に行くなんてことが成立するんだろうか」