<1年前のワイドショー通信簿>きのう6月26日はマイケル・ジャクソンの1周忌だった。1年前のこの日、金曜日向けの軽い週末ネタで流そうとしていたワイドショーは、番組スタート直後から大慌てとなった。ワイドショー通信簿もその様子を報告した。
「赤江珠緒が『ショッキングなニュースが飛び込んできましたので、一部変更してお伝えします』と切り出す」(スーパーモーニング)
「番組は急きょ予定を変更し、この訃報を1時間以上にわたって特集した。米国の主要テレビが死亡のニュースを伝え始めたとの知らせでスタジオはテンヤワンヤ」(とくダネ!)
「8時の放送開始時点では情報が錯綜しており、スタジオでは死亡説を誤報と疑う声も出た」(スッキリ!!)
急死の原因を探ろうにも情報が決定的に不足しているし、追悼番組にするにはVTRがほとんど間に合わない。第一、出演者たちの衣装が賑やかすぎる。結局、キャスターやアナウンサー、コメンテーターが苦し紛れの「マイケル思い出話」でお茶を濁すしかなかった。
さすがに、1周忌のおとといは準備万端だったはずだが、直前までワールドカップの「日本対デンマーク」の試合があって、しかも日本は完勝して決勝トーナメントに進出。ワイドショ―もお祭り騒ぎで、マイケルのニュースは隅に押しやられた。(テレビウォッチ編集部)