幸福度は世界1位。しかしDFの要、ポールセンのしつこさも断トツの1位。決勝トーナメント進出をかけたデンマークとの一戦がいよいよ日本時間25日午前3時半にキックオフ。
そこで、敵を知り己を知れば100倍面白いというわけか、「デンマーク研究」の続報…。
ビールがぶ飲みしながら観戦
対戦国巡りしている岸本哲也リポーターがデンマークの『素顔』を取材した。
まず驚いたのが物価の高さ。首都コペンハーゲンのマクドナルド店でビッグマックのセットを買うと、54.5クローネ、日本円に換算すると820円。日本では650円なのでずいぶん割高だ。500ml入りのミネラルウオーターが16.45クローネ、250円もする。
物価が高い理由は25%という消費税。自動車税率が180%という高率のためにやたらと自転車が多い。通勤・通学の4割が自転車を利用しており、市内には総延長300km以上に及ぶ自転車専用道路も設けられているという。
だが、そのお陰というわけで、「医療費は無料、教育は約束されており、失業しても政府から援助を受けられる」という。
明日の生活のためにあくせく働く必要はなさそうで、昼間からビールを飲んでいる中年のおじさんもいて、ドイツと並ぶビール大国。1日当たりのビール消費量は1000万本という。
中年のおじさんは「サッカー観戦でフーリガンはイギリス人だが、デンマーク人はローリガンだ」と胸を張る。デンマーク語のロール(静かな、おとなしいの意味)をもじった造語で、「静かに飲みながら観戦する人」を意味するという。
ヤケ酒飲んで大暴れなどという事件もなさそうだが、おとなしいのはビール飲んでいる時ぐらいかも。
FWの要である194cmの長身ベントナー(22)のシュートは手ごわいし、足も速い。妻は13歳年上の2人の子持ちのバツイチだが、皇室と親族関係にあり600億円以上の資産を持っているといわれている。