大相撲の野球賭博騒動は、ついにNHKが名古屋場所の中継取り止めをいい出すまでになった。発端となった大関・琴光喜は出場辞退となっているが、関わった力士はすでに13人。親方や床山の関与もあり、場所が成り立たない可能性も濃厚だ。
NHKはきのう23日の会見で、「止めることも選択肢のひとつ」「このままでは放送は難しい」と考えていることを明らかにした。視聴者からの電話やメールは1889件におよび、うち名古屋場所の中継中止の声が1314件、中継賛成は94件だったという。
「お久しぶりでございます」
関与力士の数がまだ増えるのは確実で、また金額の大きさや常習性など刑事事件になりうるケースもあることから、解雇・廃業というもっとも厳しい事態も予想される。ファンの間からも「すっきりして出直せ」という声が強い。
そんななか、何とも明るい顔が現れた。久々の朝青龍だ。きのう行われたハリウッド映画「プレデターズ」のPRイベントに「宣伝横綱」として登場した。アクションスーツのヘルメットを脱ぐと、まだまげがそのまま。汗だくでパフォーマンスをしたが、笑顔は変わらない。
サッカーについて、「日本を応援するけど、好きなのはアルゼンチン」。サッカーは巡業サボりで出場停止になった「鬼門」だが、それを聞かれても、「好きなんで、自分の仕事を忘れちゃう」と明るく笑う。
司会のみのもんたが「プレデターズ」に「お腹出たー」などとだじゃれを飛ばしたところで朝青龍からメッセージ。
「『朝ズバッ!』をご覧のみなさん、おはようございます。みのさん、お久しぶりでございます。きょうはこういう格好をしております。ヘッヘッ」
そして、「(私は)朝型なのでね。昼か夜か、2人で観にいきませんか、映画」とデートのお誘いだ。
みのが大笑いして「本当にスター性があるんだよね。英語もうまいし(これはウソ)」
江藤愛アナ「中国語も勉強していて、映画にも出たいと言っているとか」
みの「将来のモンゴル大統領だからね」
朝青龍は現役時代よりずっと明るい。というより、相撲の世界が合わなかったのかもしれない。あらためて、いいキャラだったんだなと実感。しかし、断髪式はどうなるのか。相撲界は今それどころじゃない。