プライマリーバランスってなに?「みのもんた」さっぱり理解できず

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   24日の参院選公示を前に22日、日本記者クラブで9党首の討論会がおこなわれた。菅首相の「消費税10%」発言に野党は一斉に反発、選挙戦最大の争点になりそうだ。

   政府はこの日、財政運営戦略を閣議決定したが、内容は(1)向こう3年間、歳出の大枠と国債発行額を今年度以下にする(2)2020年までにプライマリーバランスを黒字にするというもの。月末のサミットで、財政再建を各国にアピールする狙いのようだが、問題は歳入のうち、税収がどうなるかがカギ。つまり、消費税増税?となるわけだ。これにみのもんたが猛然とかみついた。

「国債か増税かの二者択一がおかしい」

「44兆円の借金を続けると、5年で200兆円、借金の総額は1000兆円になる。考えると腹が立つ。それでもバランスというわけ? 借金重ねながら?」

   いや、それを何とかしようというのが菅首相の戦略なのだが、みのはまことにシンプルだから、聞かれた方も困ってしまう。

   金井辰樹(東京新聞政治部記者)「成長と歳出削減の組み合わせになるんだが……」

   片山善博(前鳥取県知事)「その年に入ってくる税収と使うものとをバランスさせようということ。それをやらないと過去の借金は返せない」

   しかし、みのは「普通の家計なら、お父さんのビール2本を1本に、それも小ビンにしようか、となるのに、そこを変えないで、お金を借りてきましょうというんだから、にっちもさっちもいかない」と、どうやら借金があるのにまた借金するというのが、どうしても理解できないらしい。

   金井は「今回はそう借金もできないから、増税という話になっている。国債か増税かの二者択一になってるのがおかしい」とうまく切り抜けたが、困っているのがありあり。  消費税論議は、今の財政状況からみればいずれ向き合わなければならない話だ。が、ひとたび数字が出ると、たちまちうさんくさく見えるのは困ったものだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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