「官房機密費の話は無理」出演拒否の評論家たちは「やっぱり……」

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「私はもらっていない」太田ソーリ説明責任

   もうひとりの重要な証言者は、この番組の太田光総理(爆笑問題)である。ソーリは「自分は機密費をもらってない」と真剣な表情で明言したうえで、上杉の主張するようなメディア全面汚染については懐疑的な口ぶりだった。

「上杉さんの話だと、どこも放送しない、メディアは口をつぐんでる、日本のメディアはぜんぶダメだとなっちゃうけど、俺はそのなかにいて、そうは思えない。私はまったくないですよ」
「じゃあ、なんで十数人も出演を断ったんですか」

   上杉が厳しく質問すると、「それ(出演拒否)はおかしいと思います」とソーリ。

   おそらくソーリは、少なくとも自分(たち)はクリーンだとアピールしたかったのだろう。お笑いタレントが政府からのウラ金を繰り返しマジメに否定する政治TVショウというのもなんだか滑稽だが、視聴者だって滑稽なほど疑い深くならざるをえないのだ。一視聴者として、ソーリが説明責任をはたしたことは高く評価したい。ただ、それ以外の点では隔靴掻痒気味な番組内容ではあった。

ボンド柳生

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