角界「底なし賭博汚染」理事長・理事辞任、部屋取りつぶしが浮上

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   「サッカーW杯がなければ連日トップニュースだったと思います」と、『得もり』コーナーで笠井信輔アナが相撲界の野球賭博問題の最新ニュースを取り上げた。

弟子連中がみんな関与

   次々と明らかになる角界の野球賭博関与。新たに、九重親方の弟子で十両の千代白鵬(27)の関与が明らかになった。その責任を取って、審判部長を務め、次期理事長候補にあがっていた九重親方の降格も浮上している。

   さらに、理事長を務める武蔵川親方の弟子である雅山も、野球賭博ではないが、仲間内で花札賭博などをしていたことが判明、武蔵川親方の理事長辞任もささやかれている。

   このほか、3年前の弟子暴行事件で出直したばかりの時津風部屋では、時津風親方と弟子の豊ノ島が、大嶽部屋で大嶽親方がそれぞれ野球賭博に関与しており、部屋の取りつぶしも浮上してきた。

   警視庁は連日、暴力団関係者の胴元と親方や力士たちの間に入って仲介役をしていた阿武松部屋所属の床山、床池(29)から事情を聞いているが、阿武松部屋の力士10人が野球賭博に関わっていたことも明らかになった。

「名古屋場所」強行開催しても

   底知れない賭博汚染。来月11日に迫った名古屋場所開催をどうするかがとりあえずの大問題だが、通常だと28日には番付が発表され、その前日の27日には力士多数が名古屋入りする。26日までには、名古屋場所開催を決めねばならない。

   日本相撲協会では臨時理事会を開き、開催の是非について検討に入るが、キャスターの小倉智昭は「こういうことで場所を休んだら、野球賭博に屈することになる。あっちゃいけないことだと思うんだけどね~」と言う。

   といって、開催すれば新たにどんな事実が飛び出し混乱するか計り知れない。

   こうした事態に、いまや主流になった外人力士たちは、日本人力士が稽古に励むどころか賭博に入れ込んでいたのを見て、何が神事、伝統か、何が国技かと呆れているに違いない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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