サッカー・ワールドカップの対オランダ戦は惜しい試合だった。これに、オシム前代表監督が「日本に欠けていたのは、チャンスを確実にものにする『殺し屋の本能』だ」とうまいことを言った。これを伝えたあと、「殺し屋の本能」を持つ日本人アスリートの話が出た。全米オープンの陰に隠れてしまっていたが、東海岸のニュージャージー州で行われている「ショップライト・クラシック」2日目、宮里藍(25)がトップと2打差の3位につけたのだ。
世界ランキング1位
「最終日が楽しみです」と話す宮里の映像が終わった午前6時32分、高畑百合子アナが「最終日の速報です。いま15ホールを終えて、15アンダーの1位につけてます」と手書きのフリップを出した。3ホール残して2位と4打差だから「今シーズン4勝目になりそうですよね」と高畑。
みのもんたが「すごいじゃない」と言ったが、そこで思い出したのか、「石川遼くんはどうしたの」
「いま、回り始めてます」と高畑。そう、遼くんは西海岸なのだ。時差が3時間ある。
それから、新聞の抜き読み、芸能ニュースを経て、大相撲の野球賭博事件でみのもんたが、「例えば『朝ズバッ!』のだれかの野球賭博が明るみに出て、実名公表がどうとか、明日の放送に出るとか考えますか」といっていた午前7時3分、高畑が割って入った。
「続報が入りました。宮里選手は16アンダーで優勝しましたぁ」
首位とは2打差3位タイでスタートした宮里藍だったが、最終日は7バーディ・ノーボギーでまわりトータル16アンダー。これはすごい。
「これで、世界ランク1位になることがほぼ確実です」
スタジオが拍手、拍手。
みの「ボクのアドバイスをきちんと守ったから」(爆笑)
宮里は残り3ホールでまたひとつスコアを伸ばしていた。これだ。最終日のインに入ってからスコアを伸ばすのが一流の証し。全米オープンに出ている石川遼もその1人だ。間違いない。「殺し屋の本能」をもつ選手たち。
みのが「4勝目はすごい。インタビューもみな英語でやるんだってね。『朝ズバッ!』も英語でやらないと」(笑い)。
これを受けて、久保田智子アナが英語で次のニュースを紹介した。「殺し屋」とはほど遠い菅首相の顔と「消費税10%案」の字幕が出た。