セレブやってるのも楽じゃない 「結婚」「下半身」持て余す熟女たち

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(C)2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.
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<セックス・アンド・ザ・シティ2>ニューヨークに暮らす、生き方も個性も違う4人の30代独身女性を主人公とした、大ヒット海外ドラマの劇場版第2弾!。

   物語は前作から2年後、コラムニストのキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)と、ミスター・ビッグとの平穏な結婚生活から始まる。幸せで満ち足りているように見えたその生活だったが、次第にキャリーは以前の独身時代に送っていた華やかな暮らしを懐かしむようになる。

   家ではソファの上から動かず、夕食はテイクアウトの料理を食べて満足しているビッグに不満を抱くように。気がつけば、キャリーは以前の自分のライフスタイルをまたとり戻したいと思うようになっていた。

カメオ出演、ブランドファッションの豪華さ

   前作をはるかに上回るスケールの大きさ、そして面白さにビックリだ。制作費もそれはかかったであろう、豪華有名人のカメオ出演や有名ブランドのファッションアイテムが勢ぞろい。ひと言で言ってしまえば、この映画は「ゴージャス」そのもの。主人公4人のライフスタイルは、世の女性たちの憧れの的だ。

   しかし、この物語がドラマとしてもヒットした理由は、ただ単にオシャレなセレブの生活が見られたからだけではない。独身女性ならではの悩み、強くて自立した大人の女性がかっこいい生き方をするのは、そう簡単ではないことを教えてくれたからだ。だからこそ、見る人の心をつかんだ。

   弁護士で一児の母親であるミランダ(シンシア・ニクソン)は仕事と子育てに奮闘。二児の母親であるシャーロット(クリスティン・デイビス)は、ノーブラのベビーシッターと夫との仲を心配する。PR会社社長のサマンサ(キム・キャトラル)は相変わらずセックス三昧で、50代でありながらも美しく性欲も衰えていない。そしてキャリーを含む4人は、それぞれの悩みを解消するかのように、ある砂漠の国へ逃避行の旅行に出かける。

いやあ激しい!50代のものすごいセックス

   旅先でキャリーは懐かしい人物とも再会するので、ドラマから作品を見ている人にとっては、見逃せないところでもある。

   それにしてもすごいのが、サマンサの激しいセックスシーンだ。さすがかつて映画「マネキン」の主演だっただけに、スタイルは50代になってもマネキンのように素晴らしいままだ。いくつになっても、やっぱり若々しくありたい。彼女は50代の女性たちに希望をくれる。

   全世界の女性に元気をあたえ、最後までキラキラと輝いてロマンチックなこの作品。120分間を大いに楽しめる。ただちょっとだけ感じたことは、結婚しても食事は外食かテイクアウトのみで、まったく料理をしないキャリーってなんだか……。でも、それもニューヨークセレブの生き方なのかな。

PEKO

   おススメ度☆☆☆☆

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