明日(19日)に迫ったオランダ戦。その強さの秘密を探るため、番組が現地・オランダを緊急取材した。中野美奈子アナが「強さの秘密と弱点も見えてきました」と取り上げたその弱点とは…
サッカー選手は「輸出品」
オランダの国土面積は九州ほど。人口も日本の8分の1、約1600万人しかいない。小国・オランダになぜスタープレヤーが輩出されるのか。まずは自転車の保有率世界1位。足腰の強さの秘密は自転車というわけか。
さらに、09年の平均身長も181.7㎝で世界1位。日本の171.6㎝と比べて10㎝も高い。背が高くなる秘訣はチーズ漬け。年間1人当たり14.7kgも食べるという。
こうした好条件だけでは強くはなれない。決め手は、幼いころから行われる試合形式による実践的な育成方法。オランダのサッカー雑誌副編集長はこう話す。
「オランダは選手を海外のチームに売ることがすべて。そのためには、優秀選手でなければならない」
つまり、サッカー選手は『輸出品』というわけである。この『国是』に沿って、サッカー選手や指導者を育成するための統一したガイドラインがあるという。
日本勝ちの可能性3割
副編集長に日本戦の勝敗の予想を聞くと、「7割はオランダの勝ち。日本の可能性は3割」と言う。さらに、3割の理由を尋ねると、「オランダの弱点は個人プレーが強過ぎ、スター選手になりたがって、『オレが蹴る』とピッチでケンカすること。オランダ選手の個人プレーが不利に働くことがある」と分析していた。
この際、ケンカは大いにけっこう、奨励したい。キャスターの小倉智昭も「つけ入るスキはこれでしょう。ロッベン選手が出てこなければ、俺がスターになってやるというのが出てくるんですよ」と言う。
さらに、小倉は次のような勝利のための『お笑い風妙案』を披露する。
「最初に選手同士が交流の握手をするでしょう。その時、耳元で『お前んとこの堤防決壊したんだって?』ってささやくか、『お前な~、足が遅いのは木の靴でも履いてんの?』といろんなこと言えばいい。どうですか」
この妙案にはコメントのしようがないのだが、さて19日はどうなるか。