女優の川島なお美が米・ニューヨークに滞在中、とんだ災難に見舞われた。
ハーレムの教会でゴスペルライブさながらのミサに参加した。川島が「ぜひ体験してもらいたい」と夫でパティシエの鎧塚俊彦を誘った。教会に向かう地下鉄で黒人の男の子3人組の大道芸に出くわし、「ソウルフルな1日」だった。
地元の人で賑わうカフェでごはんを食べたり、ガイドブックに載ってない隠れ家的な「タバーン(ビストロ)」に繰り出したり、街にすっかり馴染んできた時に事件は起こった。人気フレンチレストラン「ル・ベルナディン」で最後の晩餐を楽しみ、ほろ酔い気分でホテルに帰ってきたら、鎧塚が「あ! 俺、カバン忘れた」という。カバンにはパスポートと結婚指輪が入っていた。
慌ててレストランに連絡したが、忘れ物は預かっていないと言われ、帰りに乗ったタクシーに連絡を取ろうとしたが、領収書がなくタクシー会社がわからずじまい。緊急対策用の電話が通じず、地元の知人に電話したら、「この街で貴重品なくしたら、まず戻ってこないよ」と言われた。出国まであと12時間と迫り、川島は「私は旦那はん一人残して帰国しなくちゃならないのでしょうか」と途方に暮れている。(2010年6月16日のブログ)