力士の賭博「協会は仲間内の賭け遊びに話をすり替えるな」(やくみつる)

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   大関・琴光喜の野球賭博問題が新たな局面を迎えた。警視庁、相撲協会から事情聴取を受けても関与を否定していたが、ここへきて一転、認めたのだ。のみならず、相撲協会が行ったアンケート調査によって、29人の力士が野球賭博に関わり、36人が花札、マージャン、ゴルフで賭けていたことが明らかになった。協会が調査を行った意図がいまひとつハッキリしないが、臭いものにフタをしようとする意図が見え隠れする。そんな姿勢に対して批判の矢が飛ぶ。

問題は暴力団とのつながり

   日本相撲協会を所管する文部科学省の川端達夫大臣は、記者の質問に憮然としてこう言った。

「きわめて深刻。(暴力沙汰を起こした)朝青龍も横綱の権威のために辞めている」

   番組の取材に応じたやくみつる(漫画家・元相撲協会外部委員)「本来は賭博の背後にあった暴力団関係とのつながりが問われていた。ところが、身内の道楽の賭けごとにシフトすることで話題をずらしている」

   コメンテーターの渡邊美樹(ワタミ会長)「内部の甘い体質がうかがえる。暴力団の資金源となっている野球賭博は許されることではない。ましてや相撲協会は公益法人。厳しい処分が必要だ」

   テリー伊藤「野球賭博をしたら、普通の会社だったらクビだ。芸能人がそんなことをしたらNHKに出られますか。相撲をやっている人たちは中継で出ていく。へんな話だ」

   相撲協会は危急存亡の危機にあると言える。 

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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