琴光喜「逮捕」されるか 警察当局は4つの「要件」チェック

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   これでも国技といえるのだろうか。薬物汚染、暴力団とのつながり、賭博…。

   野球賭博への関与をこれまで否定し続けてきた大関、琴光喜(佐渡ケ嶽部屋)が一転、関与を認めた。やはり本当だったのだ。番組は「解雇から逮捕も」ありうると取り上げた。

常習か、賭け金は……

   発端は5月20日発売の週刊誌に「野球賭博に手を染め、暴力団関係者から口止め料を求められている」と報じられたことだった。本人は相撲協会や警視庁の事情聴取に対し、「まったく知らない」と否定し続けていたが、協会が先週末、「賭博の自己申告してきた力士に対しては情状を汲んで厳重注意にとどめる」との条件で上申書の提出を求めたところ、「厳重注意だけでおさまるなら」というわけか、琴光喜含め65人が賭博をやっていたと申告したという。その内訳は、野球賭博29人、金を賭けての花札、麻雀、ゴルフが36人。

   単純な賭け事なのか、常習賭博なのかケースが分かれるが、警察が常習賭博として厳しく取り締まるのは、(1)相手と賭博をする時だけ接する(2)掛け金がすぐに払えないほど多額(3)暴力団が絡んでいる(4)賭場が開かれている―などに該当するケース。

   笠井信輔アナが「琴光喜関のケースは、週刊誌の記事を読んでかなり該当しそうな感じですね」と言う。

   それにしても、さんざん関与を否定しながら、厳重注意といわれ「いや実はやっていました」とはどういう態度だろう。

   相撲担当リポーターの横野レイコは「9月には2人目の子供が生まれるし、現役を続けたかったのだろう。残るためには『やっていない』と言い続けるしかなかった。多分、今は進退を決めていると思う」と、琴光喜の今の心境を推量した。

   一方、協会に対しても厳しい批判の声が出ている。条件付きで上申書を提出させたものの、協会はその上申書をそっくり警視庁に提出、処分を丸投げした形で、部屋の親方たちは「騙し討ちにあったようなものだ」と怒っているという。

   小倉智昭キャスターも「何じゃら法人だからつぶれないけどさ、民間企業ならとっくにつぶれちゃうくらい不祥事が続いている。出てくる中身もお粗末すぎるよね~」と吠えた。

   税制上で優遇されている『何じゃら法人』(公益法人)、『国技』として認められているから甘えがでるというなら、解散して株式会社にすればいい。そのくらいのケジメが必要かも……。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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