W杯日本戦テレビ中継 視聴率過去ランキング

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   今夜(14日)11時からW杯南アフリカ大会1次リーグの日本初戦が行われる。強豪揃いのE組にあって、勝ち点が見込めるとしたらここからといわれるカメルーンが相手で、NHKは途中「オランダ対デンマーク」戦をはさんで、7時30分から1時45分までぶっ通し(中断ニュース・天気予報)で放送する。NHKとしては異例というべき力の入れようだが、それほどW杯は高視聴率が約束されているということだ。

   では、これまでW杯日本戦の視聴率はどのくらいの数字を叩き出してきたのか。過去最高は2002年日韓共同開催第2戦のロシアとの対戦だ。試合前の予想では「まったく歯がたたないだろう」「プロとアマのゲーム」などとさんざんだったが、第1戦の対ベルギー戦を2対2で引き分けていた日本は、ここで勝ち点を1点でも上げれば1次リーグ突破の可能性が出てくると日本中が期待した。試合は稲本潤一があげた1点を守りきって日本がまさかの勝利。これは日本にとって、W杯での初勝利でもあった。視聴率は66・1%。放送したテレビ局はフジテレビ系だった。

   2番目に視聴率が高かったのは、W杯日本初出場の1998年フランス大会第2戦。W杯で初めての試合となった第1戦の相手はアルゼンチンで、日本は「0―1」で敗れたが、あのアルゼンチンに1点しか許さなかったことから、第2戦の対クロアチア戦に注目が集まり、第1戦の60・5%(視聴率3位)からさらに上がって60・9%を記録した。しかし、クロアチアにも敗れて1次リーグ突破が絶望的になったためか、第3戦のジャマイカ戦は52・3%(視聴率6位)と落ちた。このほかで50%を超えたのは、02年日韓共催の第1戦の対ベルギー戦58・8%(視聴率4位)、前回ドイツ大会第2戦の対クロアチア戦52・7%(視聴率5位)だ。

   日本は02年大会で1次リーグを突破、決勝トーナメント戦となった対トルコ戦は意外に視聴率は伸びず48・5%。さすがに、決勝トーナメントでは勝てそうもないというムードが広がったこともあるが、試合放送が日本時間で午後4時25分からということもあって、多くの人が仕事中だったのだ。

   さて、今夜の中継、どのくらいの視聴率を上げるか。(テレビウォッチ編集部)

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