きのう(10日)の番組では、みのもんたがどうしてもわからなかった荒井聰・国家戦略担当相の事務所費問題。経費の明細が公表されたが、なかにマンガ、音楽CD、マッサージ代なんてのが入っていた。それでも違法ではないのだという。
亀井は誰に対して責任取ったのか
与良正男(毎日新聞社論説副委員長)がみのに、「今日はもっと怒ってもいいかもしれない。政党助成金も入っているんだから、恥を感じた方がいい」
ほかにも、川端達夫・文部科学相、蓮舫・行政刷新相の分も公表されたが、まとめて「違法性はない」とコメントしたのは細田豪志・民主党幹事長代理だった。
これについて与良は、「政治資金規正法は改正に改正を重ねていて、政治家でもよくわかっていない人がいる。しゃべらせると危ないので、幹事長代理が……」
みのもんたは「こういうときは菅さんが出てきて、『荒井大臣はこれから1か月間、四国を巡礼させますから』とか言えばいいんだ」(笑い)
もっとわからないのが、深夜まで続いた民主・国民新党の郵政改革法案をめぐる協議。結局、民主が国民新党を押し切ったのだが、亀井郵政改革・金融担当相が責任をとって辞任するという。
結局、会期は1日程度の延長にとどめ、法案が廃案になったら「連立離脱も辞さない」と言っていた国民新党は、「法案は次の国会で最優先で成立させる」「選挙のマニフェストにもいれる」旨の覚え書きを交わすことで納得した。ただ、それでは格好が付かないからか、亀井代表は「(法案成立という)約束を履行させられなかった責任をとって、閣僚を辞任する」という。その後任に名指しされた自見庄三郎・国民新党幹事長がスタジオに出演して、いきさつを語った。
みの「どうして連立離脱しなかったのか」
自見は4日付けの民主との合意書を見せて、「亀井さんは信義にあつい人」
与良「責任をとって辞めるというのは、誰に対しての責任?」
自見「国民新党を応援してくれる人たち」
そうか、郵政か。
与良「強行採決でやってでも通したかった? なぜ急ぐのか」
自見「5年前の小泉劇場以来ですよ」などと、話の的がいっこうに絞れてこない。
与良「連立離脱と思っていたが……」
自見「今回改選の人がいる。私も与党でも野党でも選挙やったが、与党にいた方がいい。また、次に出す法案が修正されるのではないかという懸念がある」
相変わらず何を言いたいのかよくわからない。
池田健三郎(政策アナリスト)「与党にいた方がやりやすいということ?」
自見「よくおわかりですね」
これでようやくわかった。しかし、そのあともまた言葉がうろうろ。最後に「与党にいないと仕事ができないんですよ」
コメンテーターたちがいろいろ聞いても、なかなかストレートな答えが返ってこない。
みのがとうとう「亀井さんより自見さんの方が、すごいのれん(に腕押し)のような気がしません?」(笑い)
おまけに最後に「亀井さんを慰留しているんです。政治はドラマです」
みの「ますますわからなくなった」