菅内閣の荒井聡国家戦略相に政治とカネをめぐる問題が浮上した。番組による説明はこうだ――。荒井大臣の政治団体が都内にある知人の自宅を主たる事務所として届け、少なくとも3年間でおよそ2000万円の事務所費を計上、事務所の実態とお金が適切に使われていたかが問題になった。
「主たる事務所」なのか「連絡事務所」なのか
事務所費というのは、家賃、電話代、人件費、光熱費、備品、消耗品などに要した費用の合計を指すらしい。ところが、荒井とは40数年前から友だちだという知人は、「家賃はもらっていない。主に郵便物を受け取る連絡事務所」と話す。主たる事務所とは思えないが、事務所費に関しては領収書さえ揃っていれば許容されるらしい。
荒井も「自分で領収書、記載事項について中身をチェックした。出納、収入、収支についてはあやまりなかった」とし、さらに監査法人のチェックも受けて、その結果を報告すると述べた。しかし、疑惑はぬぐえない。
テリー伊藤は「絆創膏をつけた赤城(徳彦)農水大臣、自殺した新井将敬さん(後でMC加藤浩次が松岡利勝さんと訂正)と全く同じこと。説明責任がある」と批判する。
コメンテーターの本村健太郎(弁護士)も「明らかにおかしい。領収書を公開してもらわないといけない」と語る。
「身体検査」をするいとまがなかったのか、それともこの程度は大丈夫と判断して国家戦略相に起用したのか、いずれにしても「せっかく新しい旅立ちなのにイメージ悪くなる」(テリー)のは確かだ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト