1985年8月12日、日航ジャンボ機が墜落して520人の命が散った群馬県・御巣鷹山。そこで信じられない悪質なイタズラがあったと番組は伝えた。
口にするのもはばかる誹謗中傷
520人を祀る「昇魂之碑」の両側には短冊掛けが設けられ、訪れた遺族や関係者が「また夏には来ます。楽しみに待っていてください」「やすらかにお眠りください」などと、慰霊のことばを綴った短冊を下げる。
あろうことか、そこから30枚ほどの短冊が切り落とされていたというのだ。それだけでない。そのうちの3枚に犠牲者を誹謗中傷する内容の落書きがあったという。
6月3日に発見した「御巣鷹の尾根管理人」は、「何でこんなことをしたのか。残念」と言い、誹謗中傷の文言については「申し上げることはできません」と公表を拒む。遺族の心情を踏みにじるものに違いない。
阿部祐二リポーターが取材した遺族のひとりは、「冒涜だ。許し難い。ことばは悪いけれどもケモノ以下だ」と憤る。
阿部によると、被害届を出すかどうか村役場と相談していると管理人は話しているという。「誰がやったか特定するのは難しいのでは」と阿部は顔を曇らせた。
コメンテーターの冨田リカ(主婦モデル)は、「25年前の悲惨な事故を知っている人ならば絶対できない。観光気分で行く新しい世代の人が増えているのか」と語る。
テリー伊藤は「いつの世もこんなバカヤローがいる」とバッサリ。
MC加藤浩次が「被害届を出して犯人を捜した方がいい」と締めくくった。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト