「そういえば私の実家は府中なので、菅さんはおらが村の総理大臣になるんですよ」と、キャスターの小倉智昭がいつものオープニングトークで「総理の地元」を取り上げた。
吉祥寺商店街
小倉によると、歴代総理の出身地で一番多いのは山口県で、初代の伊藤博文以来8人を輩出している。8日に正式就任した菅総理も生地でいえば山口県になるのだが、選挙区を出身地とすると東京で、武蔵野、府中、小金井の3市にまたがる東京18区となる。
小倉が「東京(が選挙区の首相)は鳩山一郎(鳩山前総理の祖父)さん以来なんですが、東京って騒ぎませんね。東京の人って何でこう何ですかね~」と、東京人の冷めた反応を不思議がった。
ネタ元は9日付の東京新聞朝刊。「面白い記事が載っていました」(小倉)と示したのが、「沸かない首相の地元」「『祝』横断幕1か所だけ」という記事。それによると、吉祥寺(武蔵野市)の商店街で唯一、「祝 菅総理大臣、吉祥寺から誕生!!」の横断幕が飾られたが、地元では冷めた空気が漂っているというのだ。
「何で?」と小倉から言われた東京生まれ、東京育ちの笠井信輔アナは、「何かを応援するという時に、『おらが街』という感じがないですね」とやはり冷めた感想だ。
ついでに言えば、「政治とカネ」で総理のポストを逃した(?)小沢前幹事長の地元、岩手も総理が意外と多い。原敬、斉藤実、米内光政、鈴木善幸、それに東条英機も実家は岩手だ。
評価は別にして、国家存亡の危機の際に就任したからか、暗いイメージがつきまとう人が多い。さて小沢前幹事長は??