今日(7日)の「激論まっぷたつ」は面白かった。菅首相の「脱小沢」布陣を納得するかしないかを、小沢一郎氏の地元・奥州市で50人に聞いた。
「排除となると寂しい」
当の小沢は4日に開かれた盛岡市での民主党・岩手県連の会合に、「参院選後の復活」ともとれるビデオ・メッセージを寄せていた。これも含めて、父親の代からの強力な地盤である奥州市民は、どう反応したか。ナマの声を聞くと……
◆イエス(納得する)
「地元選出だから、がんばってもらいたい気持ちはあるが……」(50代、団体職員)
「イエス。小鳩体制が批判されて辞めたわけでしょ」(70代、無職女性)
「9月に頑張るようなこと言ってる。9月は早いんじゃない?」(70代、主婦)
「ダムができるのはうれしいけど、きちっと表に出て(説明して)ほしい」(30代、会社員の女性)
「不動産の疑惑の説明もあんまりわからなかった」(30代、会社員女性)
◆ノー(納得できない)
「排除となると寂しい、地元としては。力はある人だが」(70代、主婦) 「一時的なもので、また出てくるんじゃないか」(60代、自営業)
「他の人もお金に関していろいろ問題がある。小沢さんだけじゃない」(50代、自営業)
「(国会議員たちは)感情で小沢氏排除で菅氏を支持したけど、歴史の上では間違った選択」(70代、無職男性)
司会のみのもんたが「取材にいった記者も命がけでした」と笑わせたが、最終的な集計はイエスが35人、ノーが15人だった。さて、これをコメンエータ―たちはこれをどう見るか。
末吉竹二郎(国際金融アナリスト)「あらためて、地元ですねえ。イエスもノーも小沢さんをいい政治家だと思ってる」
三屋裕子(スポーツプロデューサー)「VTRでは、女性がイエス、男性がノーと、けっこう象徴的。女性は感情的で、男性はつながりがあるのかもしれない」
杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「昔は水沢市といって、椎名(素夫・元参院議員)さんと小沢さんで有権者を2分していた。どの家はどっちとわかっているような土地。そこで、ノーがあれだけしかないというのは、地元でさえも、やっぱり小沢さんやり過ぎだよということ」
みの「あの女性たちは、自分の子どものことも考えてるのかもしれない。民主党は変われますかね」
杉尾「変われるか、じゃなくて、変わってもらわないと困るんです。鳩山政権のような状態を続けると日本が沈没しちゃう。長い目で考えてもらわないといけない」
要するに,民度の問題ですよ。