痛快!爽快!映画の楽しさがいっぱい
とくに、キャスティングのセンスはピカイチだ。地味でさえない主人公ブリス役には「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジ、挑発的な敵チームのリーダーにはジュリエット・ルイス、やる気のないチームメイトにドリュー・バリモア本人も出演。そのほか有名無名にかかわらず、どの俳優も心憎いほど役にピタッとはまり、生き生きと演じているのが印象的だ。
映画祭で賞をとるような類の大作でもないし、日本での興行規模も決して大きくない(そのせいかはわからないが、公式ホームページがあまりにもお粗末なのがとってもザンネン!)。でも、「映画を観る楽しさ」が、この作品にはいっぱい詰まっている。とくに女性が主人公なので、同性が観るとパワーがもらえることうけあいだ。また、男性でも梅雨のジメジメした気分を一掃させるにはもってこい。
今回は、ドリューの監督デビューの成功と次回作への期待も込めて、☆5つ。
バード
オススメ度:☆☆☆☆☆