眞鍋かをり「ポスト鳩山」でキツーイ1発「イメージがらっと変えて!」

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   財源のメドがたっていないマニフェストをどう実現させるか、日米合意だけで沖縄県民が猛反対する辺野古への普天間基地移設…。混迷する課題を残して去っていく鳩山首相のあと、誰が政権のリーダーになるのか。番組は「ポスト鳩山」の深夜の攻防を追ったが、スタジオでは「昔の自民の二の舞」との批判も飛び出した。

相変わらずの夜の駆け引き

   鳩山首相が辞任を表明した2日の夜、「ポスト鳩山」に向けて民主党内の各グループが一気に動き出した。東京・永田町を取り巻く都心のホテルに各グループの所属議員たちが集まり、深夜までヒソヒソと…。

   その中でいち早く出馬表明し、推薦人の確保などに動き出したのが菅直人副総理だった。とくに番組が注目したのは、記者に語った菅の次の言葉。

「総理には『政治とカネ』の問題をきちっとケジメを付けてやっていきたいという趣旨のことを申し上げました」

   この言葉には、小沢幹事長と一線を画すという戦略が隠されているという。というのも、非小沢グループが「菅さんが小沢幹事長のバックアップを受けて出馬すれば、対抗馬を出す」と息巻いているからだ。

   国会で取材している長谷川リポーターによると、そんななかで小沢が「菅ではダメだ」と言ったという話が伝わってきたという。革新性がなく、選挙に勝てないというのが理由らしい。

   スタジオでは、キャスターの小倉智昭が呆れ顔で「自民党の総裁選の時もそうですが、だれだれの派閥が何人、だれだれのグループが何人、小沢さんはどっち向けば決まる。ここには国民はまったく不在なんですよね~」と言う。

   これにゲスト出演した民主党の渡辺周総務副大臣が次のように語った。

「今回の新しい首相に必要なのは安心感、安定感です。せっかく政権交代させて政権をゆだねたけれど、8か月半で辞められた。次の人ももし短命だったら民主党は政権担当能力がないとレッテルを張られて、やはり政権交代は日本では起きないんだと絶望を与えてしまう」

   同じくゲスト出演したジャーナリストの角谷浩一も次のように指摘した。

「『もう1回チャンスをもらった、最後のチャンスかもしれない』ということを、民主党は感じなければいけない。どうも昔の自民党がやってきたことを、また見せられている。2日後に総理が決まるのに、夜中に会合を持ってやることなのか。 『普天間問題』で副総理だった菅さん、外務大臣の岡田さん、沖縄担当大臣の前原さん、いずれも鳩山さんを支えられなかった。そこを総括しないまま、あいつが強い、あいつにまとまろうで国民に納得してもらえるのか」

   最後に小倉が、「では、素人の感想も聞きましょう」と、指名された女優の眞鍋かをり。これがキツーイ一言!。

「民主党の方が『次も短命なら国民に絶望を与える』とおっしゃいましたが、今、けっこう絶望していると思う。これまでのイメージからガラっと変わったことを意識させていただかないと、次の選挙で誰を選んでよいか…」

   といって、混迷する課題に立ち向かっていけるリーダーが、若手にいるだろうか。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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