「朝ズバッ!」は3日、ポスト鳩山の観測を全面展開。「8時またぎ」では、各党の論客を集めて与野党を対決させた。首相辞任をどう聞いたかを、みのもんたが聞いた。
「投げ出したなと。びっくりしたのは、国民が聞く耳もたなくなったと、あれはないでしょ。国民が悪いみたいだ」(小池晃・共産)
小沢の影響力排除できるかどうか
では、ポスト鳩山はだれになるか。ところが話は普天間に。これに川内博史(民主)が持論の「グアム、テニヤン移転」をなお進めると言ったので、袋だたき。
石破茂(自民)「それは川内さんの考え。党の中で議論をしたのなら、そんな発言はあってはならないもの。辺野古だ、グアムだといろんな考えがある。鳩山さんも私の考えと言った。党の決定とはいえない」
川内「だから182人の仲間と首相に申し入れをしていた。国外県外も含めて、ダブルトラックでやらないといけない」
石破「それはあなたの考え」
小池「日米共同声明に辺野古と出てるんだよ。いまの政府では解決できない」
山口那津男(公明)「いまだにそんな議論があるということは、何の決着もついてないこと」
岸井成格(毎日新聞東京本社特別編集委員)「いったん決めちゃったんだから、その議論は通らない」
下地幹郎(国民新)「ボールは沖縄に投げられた。沖縄がどうしてもダメなら見直さざるを得ない」
「ポスト鳩山」は結局、小沢幹事長の影響力の話になった。小沢派といわれる150人の動向がカギになる。立候補を表明した菅直人副総理にしても、小沢との距離が問題になるとの指摘があった。
早野透(元朝日新聞政治部記者)「小沢さんは、『数は力』で育った人だから、辞任しても力は発揮するでしょう。小沢さんを排除できるのかどうか。次の人も頭の痛いところ」
岸井「間髪を入れず菅さんにしちゃうということは、菅グループは警戒してるけど、小沢さんの影響力を残すということ」
「朝ズバッ」が100人に聞いた結果では、菅直人28人、前原誠司27人、岡田克也17人だった。
みの「鳩山さんの方が闘いやすかった?」
石破「それは闘いやすかった。鶴は千年、亀は万年、ハトは1年(笑い)。だれになろうと、安全保障、経済、財政で何をするかだ。だから信を問うべき」
小沢について、小池は「1回も国会で話さずに幕引きなんてけしからん」
北川正恭(元三重県知事)「政策以前に、民主党は意思決定の方法を変えないといけない」
浅尾慶一郎(みんなの党)「国会でしゃべってもらわないと、誰も納得しない」
みの「鳩山さんは最後の挨拶の中で,小沢さんの金の問題に触れた」
早野「鳩山さんの最後の言葉は『白鳥の歌』というか、いいこといった。その点は。でも小沢さんも潮時ですよ。長い間よくがんばってきた」(爆笑)
最後の「激論まっぷたつ」で、銀座の50人に「解散総選挙すべきか?」を聞いた。その結果は意外や、イエス(すべし)22人、ノー28人だった。
まだ、国民は民主党に望みをかけているのか。面白い結果が出た。