コメンテーター陣もダマされた!鳩山首相の「続投ポーズ」

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   番組冒頭は、きのう(6月1日)夕方開かれた鳩山首相、民主党・小沢幹事長、輿石参院議員会長の3者会談の見方に時間を割いた。会談終了後、首相は記者団から「総理、続投ですか」と問われ、笑顔を見せ、左手の親指を立てた。

あの「親指突き立て」なんだったのか?

   親指を立てたポーズについて、政治評論家の有馬晴海は「続投の感触を得たのだろう」と言い、テリー伊藤は「ふつうトップなら表情を変えちゃいけないんだけど、鳩山さんは人がいいから、つい出しちゃった」と話す。またコメンテーターのロバート・キャンベル(東大教授)は「久しぶりに政治家を見た気がした。お公家さんとか宇宙人とか言われているけど、逆にしたたかなのではないか。闘志が燃えて戦うぞという決意の表れでは」と語っていた。

   日テレ政治部の青山和弘記者は、今国会は6月16日が会期末であること、参院選が7月11日に予定されていることなど、厳しい日程の中で「鳩山首相の進退」をめぐる攻防がつづいていると述べ、今後の展開について次のように説明した。

「鳩山さんと小沢さんたちとのミゾが埋まらずに期限切れになって、鳩山さんのままで行くか、民主党内のマグマを抑えきれずに決裂状態になって引きずり下ろされるか、2つの可能性が考えられる」

   ところが番組終盤、「鳩山首相、党幹部に辞意表明」の臨時ニュースがテロップで流れ、情勢は一変。その後の両院議員総会で、自らの辞意と幹事長にも辞めてもらうことを要請、幹事長も了承したと発表する首相の姿を伝えた。一寸先は闇であることを改めて感じさせられた。それにしても、元総理の孫や息子たちの首相在任期間はどうして短いのだろうか。

 
文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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