前夜に引き続き1日夕方に行われた鳩山首相と小沢幹事長、輿石参院議員会長の3者会談。終わった後に皆が驚く予想外の展開が……
やっぱり宇宙人
番組では、小倉智昭キャスターが「鳩山首相が進退を賭けて臨んだはず会談。多分『攻防』だったと思うんですが、どんな攻防があったのでしょうか」と取り上げた。
国会内で取材していた長谷川豊リポーターがその一部始終を報告。会談が行われたのは国会の総理大臣室。部屋の前は始まる前から報道陣でごった返していた。
そこへ苦虫をかみつぶしたような表情で登場したのは小沢幹事長。一方、なぜかここ数日見たことない笑顔で登場したのが鳩山首相だったという。
首相は会談1時間前の日本医師会のパーティーでも、「これからも命を守るという政治を心掛けてまいりたいと思います」と、続投の意思を表明する余裕ぶりだった。
30分ほどの会談が終わって、最初に出てきた小沢幹事長は眉間にしわを寄せ、前よりも一段と厳しい表情。続いて出てきた鳩山首相は、記者の「続投ですか」の問いに、ニヤッと笑顔をみせ、左手の親指を立てた。
世界広しとはいえ、一国の首相が、何があったか分からないが、同じような状況に置かれて、グーのサインをする人はいないだろう。
長谷川「押し返してやったゾ、してやったりという表情かどうか分かりませんが、一国の首相が親指立ててグーポーズは初めて見ましたよ」
長谷川によると、このあと報道陣の間から「宇宙人だ!」「やっぱり宇宙人だ!」という声が上がったという。
スタジオでは、出演者がこの親指サインを巡って感想を話し合った。
まず、異色外人のデーブ・スペクター「これから『指圧に行くよ』の合図では」
女優の高木美保は「幸夫人へのサインかなとちょっと思ったのですがね」
小倉「ボクも、最近顔を見せない夫人に『あなたちょっとくらい笑顔を見せて、今回は強気で行かなきゃダメよ』と言われたのかなと…」
ゲスト出演した時事通信の田崎史郎は、「ダメなら親指を下に向ける。うまくいったということだと思う」
その見立てを田崎は、「この会談は、鳩山さんと輿石さんとの会談に小沢さんが同席したと見たほうがいい。輿石さんが参院選の厳しい情勢を説明、小沢さんはほとんどしゃべらなかったのではないか」という。
その直後に鳩山は辞意を表明。いよいよ親指の意味がわからなくなった。