「抱きつき心中」で鳩山終わりだが、小沢は院政再浮上

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   きのう1日の鳩山首相、小沢幹事長、輿石参院議員会長3者会談は約30分。終わったときの態度は3者3様だった。「コメントしない」と輿石氏。小沢氏は苦虫をかみつぶした風で無言。予定の会見も延期した。最後に現れた鳩山首相は、にやりと笑って、左の親指を立ててみせた。記者たちから「オーッ」と声があがった。メディアは「2日にもあらためて協議」「進退持ち越し」と読んだ。

番組終わってからわかった「親指」の意味

   みのもんたは「鳩山さんがにっこり微笑んだ。アレは何なんだ? OKにもみえるが」と理解不能と言う。

   報道の中には、おとといは鳩山・小沢が同時に辞めようと提案したというのがあった。小沢が提案して、首相はウンといわなかったという憶測だった。

   これに前鳥取県知事で慶応大教授の片山善博が、「ありえないことではない。抱きつき心中、2人で一緒に飛び込むやつ」

   みの「小沢さん、そんなにやわですか」

   川戸恵子・TBS解説委員「そうでもないと思うが、ここで退けば、院政を敷くことができるという判断かもしれない。鳩山さんは辞めてしまえば終わりだから、ウンといわない」

   片山は「小沢さんは、アクアラングがあるから浮上する」(笑い)

   このあと、「8時またぎ」では、参院選挙のきびしい状況が報告されたり、民主党の桜井充・参院政審会長が出演して「信頼を回復の手だてを」と語ったり、「激論まっぷたつ」で「鳩山退陣で民主党の支持率は上がるか」をきいたり(結果はイエス〈上がる〉が16、ノーが34だった)……。

   これがまったく逆だったことが、番組終了後にわかった。午前9時半には「鳩山辞任」の速報が流れ、午前10時からの両院議員総会で「職を引かせていただく」と話した。

   ひとつは普天間、もうひとつは政治と金、この2つを理由にあげたが、「恐縮ですが、幹事長にも引いていただきたい。幹事長も『わかった』といっていただいた」と明かした。きのうの小沢の苦虫も、首相の親指の意味もわかったわけだ。

   しかし、「朝ズバッ」がこれを伝えるのは明日になる。早朝番組の泣き所。このところ、これがけっこう多いのは、コメント陣にもちょっと気の毒。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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