罷免前に2人きりでこんな話…鳩山と福島

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   今朝(5月31日)のトップニュースにはやはり社民党の連立政権離脱を取り上げた。番組に出演した福島党首が閣僚罷免から離脱までの舞台裏を語ったが、そこから見えてきたのは鳩山首相周辺が、普天間基地問題を小手先で対処しようとした『軽さ』だった。

サインしたら裏切り者になる

   まずは、福島党首と小倉智昭キャスターとのやり取りから…

   小倉「今の心境はどうですか」

   福島「そうですね~、離脱を決めました。これは重い決断ですが、自分たちの政策を実現するべく頑張らなくちゃと今日は思っています」

   小倉「鳩山さんは(罷免を)決断する前に福島さんにお会いになった。その時の会談の内容は?」

   福島「2人きりで話をしたいというので、別室で話し合った。総理は『署名することはできないか』と言われたが、自分としては辺野古の海に基地を作らせませんと言ってきたので、言葉に責任をもつ政治をやりたいと答えた」

「後から平野官房長官が入ってきて、『辞任ということにはできないか』という話があったが、私は絶対に辞任はしません。私は変わっていない、変わったのは内閣のほうですと…」

   小倉「そばで見ていて、鳩山総理って政治家としてどういう方だという感想をお持ちですか」

   福島「辺野古移設を自然の冒とくだと1か月前に言っていて、辺野古に決めるのはまったく理解できません」

   小倉「思いつきでモノを言うのではないか、といいう声もありますが…」

   福島「というよりも、防衛や外務、関係閣僚に『国外・県外』と言っていた鳩山総理の思いや言葉を実現すべき、支えるチームがなかったんじゃないか。それが残念」 

   小倉「鳩山さんの命運をどう思いますか」

   福島「なぜ私がサインをしなかったか、もしサインをしたら裏切り者になる。それをやれば、辺野古の海に基地を造る共同正犯になる。政治家としても、一人の人間としても生きていけなくなる。そんな問題だと思っています」 

   福島党首は、鳩山首相がいずれ命運尽きて倒れるのを見越したうえで、署名を拒否したようにも思える。

   すかさず、スタジオにゲスト出演した時事通信社の田崎史郎が、「(鳩山首相に)不信任案が出たらどうしますか」と聞いたが、「党内で議論します」と、はっきり答えなかった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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