福島党首「小沢さんから(選挙協力)これまで通りと言われてます」

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   沖縄普天間基地の辺野古移転案への署名を拒否した社民党の福島瑞穂党首が、閣僚を罷免された。これを受けて社民党はきのう(30日)、連立離脱を決めた。福島党首がナマでいきさつと意味合いを語った。

外務・防衛の巻き返し

   この決定は、全国幹事長会議で9割が支持、常任幹事会で決定したもので、福島党首は会見で「閣僚罷免は社民党を拒否したということ。これまで粉骨砕身がんばってきたので、(離脱は)本当に残念」と語っていた。

   みのもんたが「ホントにやめなければいけないのは、総理のほうじゃないんですか」と聞く。

   福島党首は「あれに署名したら、沖縄を裏切ることになり、社民党は終わり。私も裏切り者と思ったら、政治活動どころか、生きて行けない」

   毎日新聞論説副委員長の与良正男は「本質は、元の自民党案に近いものに戻っちゃったこと。最終局面で方針変更について、鳩山さんはどういう弁明をされてましたか」と聞いた。

   福島「そのときは、何とかサインできないか、ということだったが。それ以外にも差しでずいぶん話しはした」

   与良「アメリカに向かって、国外と主張した感じはありました?」

   福島「ありません。あの問題は鳩山チームで全力をあげてやらないといけなかったのに、それをやらなかった」

   鳩山首相はたしかに動かなかった。動かせなかったのが防衛、外務だということがようやくわかったが、そうなればますます首相としてもリーダーシップが問われる。

   成算のないまま、5月という期限を勝手に口走ったのもまずかった。一方で、沖縄以外の都道府県に受け入れを打診して、断られた末に「だめだった」と沖縄に頭を下げるのなら、話は全然違ったはず。

   福島「12月に辺野古の動きがあったので、政局になった。社民党はグアム、テニヤンに調査する、ルース大使と会うなど、あらゆることをやった」

   与良「12月のときは小沢さんが動いて先送りした。今回との違いは何でしょう。社民党はもういいということか……」

   福島「この2か月、外務・防衛の巻き返しが強く働いたと思う」

   与良「首相の情勢分析が甘かった。周辺から都合のいい話しか耳にはいらなかった。最後になって、『外務・防衛のいう通りじゃないか』と怒ったというんだが、全然同情できない。だめですよ」

   一方で、小沢幹事長から選挙協力では「これまで通り」という要請があったという。

   これについて福島党首は、「局所的で競合もある。今後は地域の話し合いになる。政策については、一緒に作ったものもあり、是々非々でいく」

   しかし、杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)が「不信任案がでたらどうします?」と聞いた。これに「これから検討する」と答えたが、杉尾がさらに「個人としては? 鳩山さんダメだと思ってるんでしょ」と畳み掛けたら、ぐっと詰まった。

   今朝の朝日新聞では、内閣支持率が17%、参院選比例区の投票先では、民主、自民が20%で並んだ。番組が銀座で50人に聞いた。

「鳩山首相は辞めるべきかどうか」

   辞めるべき23、ノーが27だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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