「きのう(5月24日)のサッカー見てたら元気なくなっちゃうよなあ」と小倉智昭キャスターがこぼす。大方のファンは同じ思いだったのではないだろうか。宿敵韓国に2-0で完敗。笠井信輔アナによると、壮行試合で負けたのは初めてらしい。
選手が不安になっただけ
番組が拾ったサポーターの声も「がっかり。楽しくなかった」「点とれる気がしない」と落ち込みが大きい。
ワールドカップに派遣される大村正樹リポーターが「収穫が3つあった」として、「ケガ人が出なかった。楢崎もPKの球筋を読んでいた。森本貴幸が存在感を出した」と強調しても、空しくひびくだけ。大村は「受験生の子どもに勉強しろと親が言っても受からない。選手たちがやらなきゃいけない。当然やる気でいると思う」と続けるが、これもすんなりと入ってこないコメントだ。空元気が踊っている感じ。
驚いたのは試合後、岡田武史監督が日本サッカー協会の犬飼基昭会長に進退伺を申し入れて慰留されたこと。本大会の3週間たらず前に、いまさら自信のなさをさらけ出してどうするつもりなのか。選手たちも不安になるだけだろう。
笠井が「指揮官に奮起してもらって頑張っていただきたい」と結んだが、意気が上がらないワールドカップになりそうだ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト