事業仕分け第2弾の後半戦は、きょう24日から2日間で35法人38事業が仕分けられる。その作業前に注目の蓮舫参院議員が「スッキリ」で語った。
国民が監視し続ける必要
先週の仕分け作業の白眉は宝くじ関連だった。宝くじの収益から280億円の支出を受けている6法人の役員給与の平均が1941万円。「なぜこんなに高いのか」と聞かれて、担当者は「それは簡単です。人数が少ないからです」(失笑)
宝くじには122もの法人がぶら下がっていることも明らかになった。むろん、天下りの巣だ。仕分け人は、金の流れが不透明だとして、ムダや天下りが解消するまで、総務相は宝くじの販売を認めるべきではないと提言した。
蓮舫議員は「公益法人は国民の生活に近い仕事しているので、仕分けに向いていると思いました。国の所管だが民間法人なので管理監督ができてなかった」
勝谷誠彦は「これら法人は、免許証とか何年かに1回、微妙な金を奪っていく。1回の金額はわずかでも、自分の一生の間に積もり積もっていったらもの凄い金がこいつらの給料に使われてる」
加藤浩次「家賃の高い事務所などを当たり前だと思ってるのはどういう感覚?」
蓮舫「どうしてそれを問題にされるのかもわかってないと思う。これを埋めるのは難しい。宝くじだの免許だの塩だのと、(国民は)見えないところで負担している。そこに天下りが巣くっていて、中抜きされる構造になっている」
三船美佳「これは確実に廃止になるんですか」
蓮舫「民間だから国は解散しろとはいえない。肝心なのは国民が関心を持続すことで、監視になる」
蓮舫「25年度までに、公益法人は一般の社団法人になるか、本当の公益法人になるかの選択を迫られる。所管は枝野大臣ですから」
テリー「テレビを観ている人たちも覚えていてほしい」
きれいな名前の法人・事業ほど危ない
ここで番組が視聴者から寄せられた疑問を蓮舫議員にぶつけた。
疑問1)廃止などは実行されるのか。
仕分けには法的拘束力はない。廃止も国会の議決が必要になる。独法の内部留保については、先日の法改正で国に戻るようになったが、公益法人は民間だから難しい。
蓮舫「全体をどうするのかは、25年を出口に法人そのものを問う。権限が国から付与されて独占というのがある。これを見直すこともできる。1日で改革はできない」「公益法人の内部留保も使われないようにと、大臣に言っている」
勝谷「選挙の当選のバラみたいに、なくなったところはわかるように見せてほしい」
疑問2)なんであんなに高い給料なのか。 天下りはなくならないのか。
テリー「5代連続同じ省庁からの天下りとか……」
蓮舫「職員全部天下りというところもある。前政権のやった改革というのは、霞ヶ関を外につくって、財産も持たせて、さらに第3の霞ヶ関を作って再就職する仕組み。事業そのものはまったく見直しされていない」
勝谷「公益法人を認めることが、最大の利権だからね」
疑問3)公益法人は必要なのか。
勝谷「宝くじなんか、みな頭に来ると思うよ」
テリー「売り上げの7、8割は当せん金にしてもらはないとズルいよね」
蓮舫「今回の皆様の反応をもとに、法改正の機運にしたいと思っている。地方(自治体)へいくお金というが、122の公益法人の『わたり』の人たちの給料になっていた。それが1900万円。人数が少ないからですと言われてはねぇ」
加藤「1等はそのままでも、2等、3等、4等の金額を高くすればいいじゃないか」
疑問4)今後の仕分け
蓮舫「存在価値のなくなった法人は淘汰されていく」
テリー「環境とかエコとか、耳障りのいい言葉は怪しいことが多い」
蓮舫「雪とか水とか星とか空とかエコとか……、きれいなタイトルをつけているところは絶対疑ったほうがいい」(大笑い)