サラリーマンの悲哀をうたった「第23回サラリーマン川柳」（第一生命）の結果が発表になった。時の言葉が入るのがミソだが、今年は「仕分け」「インフル」「タバコ」がそれぞれ3句、一番多かったのは「エコ」の4句だった。ほかに、いま人気の加藤清史郎くん（8）がらみもあって、なかなかにぎやか。
「エコ」「仕分け」「こども店長」
仕分け人 口調が妻と そっくりだ （海の男）
これに街の声は「仕分けでは何千万円だが、家庭では何千円単位ですから、厳しさが全然違う」
「エコ」ではこんなのもあった。
エコライフ 行かず動かず 何もせず （後始末）
さてベストテンはーー
10位 妻キレて 「来とうなかった 嫁になど」（一見）
9位 70歳 オラの村では 青年部 （長老A）
8位 体脂肪 燃やして発電 できないか （ちょびっと）
7位 こどもでも 店長なのにと 妻なげく （みいみい）
6位 先を読め 読めるわけない 先がない （先端社員）
5位 すぐ家出 諭吉はわが家の 問題児 （甘下り）
4位 「離さない！」 10年経つと 話さない （倦怠夫婦）
番外 忘れ物 昔はチューで 今はゴミ （アスカ）
3位 ただいまは 犬に言うなよ オレに言え （さらば地球）
2位 「先を読め！」 言った先輩 リストラに （山悦）
番外 孫の名を 遼と名付けて 夢をみる （ノーテンキ）
1位 仕分け人 妻に比べりゃ まだ甘い （海の男）
加藤浩次は「まあ、仕分けがはいってきますね」 テリー伊藤「エコってのは一見、いい言葉なんだけど、逆に厳しい状況に追い込まれている。言い訳だよね」（笑い）
みんながんばってます。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト