事業仕分け第2弾後半 こんなムダ業務にこんなに税金!ビックリ実態

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   きょう20日から始まった事業仕分け第2弾の後半戦。報道側もすっかり慣れて、事前の視察映像、独自取材を織り交ぜて、イメージ仕分けを試みる。本物の仕分け作業を判定するうえでも大いに役立ちそうだ。

   今回は67の公益法人などの82事業が対象。きのうまでに、仕分け人たちがそれぞれ受け持った法人を視察して、事情聴取しているが、少なくとも映像でみるかぎり、立地のよさ、施設の立派なこと、人が少ないことなど、「ん?」という感じがよくわかる。

来館者いない「未来館」

   「(財)自治総合センター」は宝くじの広報、地方自治の振興助成が仕事だが、宝くじの収益金の流れに疑問があると、先日も「スッキリ!!」が伝えた法人のひとつだ。場所は都心の1等地のビル。「官邸と国会を見下ろす」と仕分け人もびっくり。

   「(財)女性労働協会」が運営する「女性と仕事の未来館」は、地上5階、地下1階のビルで、建設費58億円、昨年の運営費が2億8000万円。スペースたぷりの展示施設には、古いポスターが全部あるとか、地方へ貸し出している(?)というが、来館者は見えない。図書館、ホールもある。

   「(財)塩事業センター」は専売公社を引き継いだ組織。塩の安定供給が目的で、42か所に10万トンを備蓄する。問題は剰余金が440億円もあって、それを運用して年に40億円もの利益をあげているのだが、法人税を免除されている組織として、これが適切かどうかが問われる。

   加藤浩次キャスター「塩なんてびっくり」

   西村綾子アナが他の主な法人として、「(財)全日本交通安全協会」「(財)日本エネルギー経済研究所」などをあげた。このうち、エネルギー研は国内外のエネルギー情報の収拾・分析が業務というのだが、なかに「ガソリン、灯油などの値段の情報収集」というのがあって、これが仕分けの対象だ。値段調査などの結果はホームページなどで公表しているが、その予算が2億8000万円。しかし、同じ情報は民間がネットで無料でいくらでも提供している、とまあそんなわけだ。

   加藤浩次「時代が止まっている」

   テリー伊藤が市販の塩のビンを出した。「塩事業センター」とある。「これシェアが50%とものすごいのに、税が免除されてる。民業圧迫だ」

   さらに、交通安全協会の冊子を出して、「免許証の更新のときにもらう、いやもらうんじゃなくて買うんですが、ほとんど見ないでしょ。これ年間100万部以上の超ベストセラーですよ。中身はネットに出ていることばかり」

   加藤「違反のない人に配る必要があるのか」

   テリーは「あの未来館? あれ未来じゃなくて博物館ですよね。仕事を探す人があそこへ来ますか。それと家賃が高すぎる。あんなとこにだれも住んでない。ここだって(と上を指して)、自分の机なんてない。みなパソコンもってうろうろしてる。いろいろいわれるけど、事業仕分けだけは応援したい」

   西村「ネットでも中継してますから、ごらんになってください」

   これって、考えようによっては画期的な(?)アナウンス。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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