こりゃまた珍妙な!「エコ埋め立て」ってなんだ? 普天間「迷走から逆送」

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   笠井信輔アナが「『迷走』を通り越して『逆走』状態」と表現するのもムリはない。「普天間」の移設先が「辺野古」、それも伝えられてきた「くい打ち桟橋方式」ではなく、「現行案」に近い「埋め立て方式」が急浮上しているというのである。政権発足以来9か月で逆戻り。

地元業者の事情

   思い返せば、鳩山首相は「辺野古の海が埋め立てられることは自然に対する冒涜(ぼうとく)。あってはならないこと」と見栄を切っていた。これに関しては、北澤防衛相が「環境に配慮したエコ埋め立て」を提唱していると、笠井が紹介する。「できるだけ山は削らず、川に堆積した工事の泥などを利用する方式」とのこと。笠井によると、総理はこの案に興味を持っているという。

   キャスターの小倉智昭が「どうやって埋め立てようと、自然の海には変わりないじゃないですか」と目をまるくして憤りを見せる。

   小倉から「どうなるんですかね」と振られたコメンテーターの福田和也(評論家)はこう言う。

   「くい打ちだと、かなり技術的に高く、地元の業者が参入できない。埋め立て式だと地元業者の人たちが潤うので、経済的にハードルが低くなって話が進めやすくなるのは事実」

   現実を踏まえたコメントかもしれないが、MCが求めたような答えではなかったようで、「大山鳴動してネズミも出てこない感じですよね」と、小倉は切り返した。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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