東国原知事がキレた。きのう18日の記者会見で、「話し合ってます毎日、寝ずに。それを検討してるだけだとか、甘かっただとか、処理が、防疫対策がどうとか……、一生懸命やってます」と机を叩いてまくし立てた。さらに、帰りかけて「ケンカを売ってるのはそっち(記者)じゃないですか!」
非常事態宣言
宮崎県の口蹄疫の拡大が止まらない。感染農場は126か所、殺処分の牛は11万8164頭に達し、被害は180億円といわれ、東国原知事は「非常事態宣言」を出して、県民に危機を訴えた。不急の外出を控える、車を洗う、イベントの中止などなどだ。
「本県の畜産が壊滅するだけでなく、隣県、九州、全国への拡大も否定できない」「殺処分せざるをえない農家の気持ちを考えると」と悲壮な会見だった。
最初に感染が確認されたのが4月20日、知事が赤松農水相に対策を要望したのが27日、しかしGWに農水相は海外に出てしまい、その間の5月4日から殺処分数が爆発的に増えている。
また、その前の3月31日に水牛が発熱したという報告があったが、見逃していた(後に口蹄疫と判明)というのがある。知事としても、政府にも県内にもいろんな思いがあったのだろう。それが爆発したということか。
コメンテーターのロバート・キャンベルは、「食も安全保障のうち。このままだと将来輸入に大きく頼ることにもなりかねないから、いまは冷静に対処しないといけない」
テリー伊藤も「いまやらないといけないのは、感染をこれ以上広げないこと。ここまで広がったら、関係者だけでは無理ですよ。観光も控えざるを得ないし、牛や豚を育てた農家にはつらいだろうが、早めに決断すことでしょうね」
加藤浩次「ワクチンも検討されているそうですが……」
医師免許を持つタレントのおおたわ史絵「ワクチンは発病をおさえることはできるが、感染は防げない。感染してしまったら殺処分になる」
テリー「処分しても土はどうなるのか」と心配する。たしかに、地中に埋められたあとウイルスはどうなるのか。今回も小動物を介して感染が拡大したといわれている。先が見えない事態は何とも不気味だ。