タイガー・ウッズで賑やかな米プロゴルフ界に、あらたな騒ぎが起きている。今度は女子。美人選手として知られるエリカ・ブラスバーグ(25)が変死体で発見されたのである。笠井信輔アナによると、5年前から米女子プロゴルフツアーに参戦、「その美貌と実力でまたたく間に注目を集め」(笠井)、06年にはスポーツ・ファッションメーカーのPUMAが、女子プロゴルファーとして初めてスポンサー契約を交わしたという。
父親「自殺じゃない」
ブラスバーグは先ごろ宮里藍が優勝を飾ったトレスマリアス選手権にも参加、このときは44位に終わっている。その1週間後の5月9日、ラスベガス郊外の自宅ベッドで変わり果てた姿で見つかったのだ。
地元警察が捜査中を理由に、死因などいっさいの情報を明らかにしていないため、憶測を呼んでいる。一人住まいの彼女とは離れて暮らしている父親は、こう話しているという。
「最初は自殺に見えた。でも、考えてみるほど、そうではないように思えてきた。昨年は成績が振るわず、ゴルフへの興味を失っているように見えたけど、最近は吹っ切れたようで、メンタル面もよく、やる気にあふれていた」
アラバマで行われる次のトーナメントにも出場する予定で、クルマにゴルフセットを積んでいたと、父親は証言する。ところが、出発の前日、つまり遺体発見の数時間前、キャディに「アラバマには行かない」というメールが届く。何があったのか。心配したキャディが返信を求めたが、返事はなかった。
キャスターの小倉智昭は「きれいな人だから、まわりにはいろいろ寄ってくるだろうし……」と言い、「彼女の悩みはわかる。成績があげられないのに大手のスポンサーがついていると、そのプレッシャーはかなりのもの」と語った。
来週には続報が伝えられることだろう。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト