「何が起こるか分からない。それが『野球』だよ。筋書きのないドラマ」
楽天の野村克也名誉監督がボソボソとしゃべる「スカパー!」のテレビCM の後、スパモニ情報局の冒頭で小木アナが野村監督の緊急入院を取り上げた。
縁起でもない!
『野球』を『人生』に置き換えたような野村の緊急入院だったが、スポーツ紙によると、精密検査の結果、解離性大動脈瘤と診断されたという。
身体のすみずみに血液を循環させる大動脈の血管の内膜に裂け目ができ、血液が染み出して中膜に血のかたまりのこぶができる病気だ。命に別条はないという。
ところが、筋書きのないドラマというより、分からないドラマはここから。『主演女優』は沙知代夫人。夫が入院しているはずの12日、両国国技館のたまり席で大相撲夏場所を観戦していたのだ。驚いて報道陣が駆けつけると、逆に怒り出した。
「何を言っているの? そんなわけないでしょう。昨日(11日)も電話があったし、名古屋で焼肉食べたと聞いている。縁起でもない! そんな状態だったら相撲を見ている場合じゃないでしょう!」とまくしたてたと日刊スポーツは伝えているという。
スタジオでは、女優の東ちづるがキョトンとして「エッ!」「ハッ!」。命に別条なければ心配させるなという野村監督の夫人への愛情か。
文
モンブラン