家庭菜園 人気の秘密は安全と「セラピー効果」

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   もうすでにかなりの流行になっているらしい。家庭菜園だ。春先の野菜の高値が引き金ともいわれるが、ホームセンターでは野菜の苗がよく売れているという。いちばん人気はトマトだそうだ。しかし、その理由がいささか気にかかる。 ひとつは自分で実りの喜びを実感できること。これはいい。問題は次。「安全だから」というのだ。たしかに、農薬を使わず、これ以上安全なものはないが……。

初心者は「葉もの」がオススメ

   農林中央金庫の調査でも、消費者が野菜に求めているものは、飛び抜けて「安全」だった。「おいしい」「安い」などを大きく引き離す。

   同じ調査で、家庭の1か月の平均食費は、03年の6万8840円から10年の6万2260円と、6580円も低くなった。さらに家庭菜園をしている家庭は、平均で6000円も食費が少ないという。すでに野菜作りはトレンドになったのだ。

   東急ハンズでも、人気はお米の栽培セット「自分米」「えだまめ栽培セット」などなど。ベランダに植木鉢があればできるという。専門家は初心者には「葉もの」がおオススメという。シソ、バジル、レタスなど、必要な分だけつまんでいれば11月頃まで収穫できるんだと。

   加藤浩次が小さな野菜の鉢を並べて、「もっと場所が必要なもんだと思っていたんですが、小さなものでできるんですね」

   テリー伊藤は「最高ですね、最高です」とここで力が入った。

   加藤は小さなキュウリの鉢を持って、「これ植え替えるんでしょう?」

   鉢や土について説明していた葉山エレーヌは、「ま、そうでしょうね」「時と場合によります」(大笑い)などと頼りない。

   しかし、台本にあったのだろう。

「ナスなどは、においの強いマリーゴールドなどと一緒にすると、虫がつかない」
「ホオーッ」

   香山リカは「ものが育っていくのを見るのは、セラピー効果がある。動物は大変だが、植物は楽なので、勧めることがある」

   テリーは「これやってると、人生怖くなくなる」

   加藤「できると思うから」

   テリー「キューバなんか経済厳しいでしょう。みんなやってますよ」「スッキリでもやりましょうか。屋上で」(笑い)

   かつて東京の都心でも、空き地には菜園があった。いま、はるか空中のコンクリートのベランダで、安くて安全な野菜を求める。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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