エンタメに特化、ニュースを脇に置いている「スッキリ」の連休明けは、ちょっと苦しい。きのう5日がこどもの日というので、「スーパーキッズ」列伝を阿部祐二がレポートした。
スーパーキッズ
まずはスケボーの小2、岸海くん(8歳)。昨年12月の「GATE TOUR 2009」大会で、年齢制限、プロ・アマの別なしの「エキスパート部門」で見事、史上最年少優勝したという。そのワザを見せたが、寝ている阿部を飛び越えるわ、持ってる風船を割ってみせるわで、これには阿部もあぜん。
大道芸を目指してきのう銀座でジャグリングなどを披露していたのは小丸暖人くん(7歳)。5歳のとき横浜大道芸を見に行って、ハンガーマンの芸を見たのがきっかけ。以後、独学で覚えたのだという。ただし、練習は多いときは日に7時間だそうだ。
次は兵庫県の灘中3年生(14)。年齢、身長、体重を入力すると、健康チェックができるソフトを開発した。ちなみに、加藤浩次のデータを入力したら、たちまち「太り気味」と出た。
これがiPhoneのダウンロード25万回で世界3位(メディカル部門では1位)。広告からの収入が月に10万円近くあるが、「全部寄付してます」。開発は2日くらいだった。
今年1月デンマークで開かれた国際一輪車競技大会、フリースタイル12歳以下で優勝した鈴木ちひろちゃん(12)。浅田真央よろしく、片足をまっすぐに立てることができる。夢は「幼稚園の先生になりたい」
そして最後。盛岡の小6、高橋卓也くん(11)。実は書道家。7歳のとき、モントリオール国際芸術祭に3歳のときに書いた「凧」を出品したところ、史上最年少のグランプリをとった。書を習ったことはない。左手で筆をわしづかみにして書くのだが、書と絵画をあわせたような独特の味わいがある。本人は「気持ちを表すもの」という。卓也くんが書いたという加藤浩次、テリー伊藤の名前の書が披露されたが、加藤のは卓也くんが気に入っているので、「差し上げません」
「マジですか」と加藤。
テリーのイメージは笑いだとかで、確かに笑っているようにも見える。「嬉しいな。表札にしたい」とテリー。加藤は「判子にしたい」
阿部は「(加藤のは)持って帰りますので……」
加藤「ちょっと待ってよ」
この子たちはみな、自分で始めている。親が教えたわけでもない。親たちは「練習前に勉強をさせる」「礼儀作法」「自分も体験する」などいろいろだ。
コメンテーターの本村健太郎弁護士は「書道をやったけど、型にはまっていたな」
テリーはスーパーキッズを「インタビューでもみんなしっかりしてるね。ひとつのことを学ぶことで人間的に成長している。ひとつ自信のあるものをもつと、人に対しても優しくなれる」
加藤はしきりに、「親に才能がなくても、子どもは……」と言い続けていた。