世紀のミス――そんなサッカーの珍プレー動画が、YouTube(ユーチューブ)で笑いのタネになっている。話題の選手はアメリカ・カナダのプロサッカーリーグMLSのカンザスシティ・ウィザーズで活躍するケイ・カマラで、シエラレオネ国籍のフォワードだ。
ちょっと見ると、きれいに決まったゴールに見えるのだが……。味方選手がシュートを放つ。カマラは抜け目なくゴール前に詰めていた。相手キーパーは飛び出しおり、周りには誰もいない。ボールはほぼゴールライン上までコロコロと転がってきた。あとは数センチ押し込めば仕事は完了。
カマラはスライディングしながら、ボールをネットへ。決まった! と誰もが思っていたら、審判がボールをゴールライン付近に置くではないか。いったいどういうこと?。
スローのアップ映像で真相が判明する。カマラはボールを蹴り込もうとして、空振り転倒。そのとき腕でボールに触り、「ハンド」を犯していたのだ。相手選手のグレッグ・バーハルターは「とても信じられないような場面だった」と大喜びだったという。
動画サイトでサッカーの珍プレーは数多くあって、なかでもゴールキーパーの珍プレーは失点に直結するせいか、人気が高い。「キーパーの珍プレー・トップ10」(http://www.youtube.com/watch?v=U4b7flwMTwM&feature=fvw)といったコンピレーションには、トンネル、致命的なトラップミス、ヘディングゴール(?)などなど、いやあ面白い。
日本のJリーグも、世界から『高い評価』を受けるGK珍プレーが目白押し。柏レイソルにいた南雄太は「伝説のオウンゴール」(http://www.youtube.com/watch?v=QYW5KfIfzCM)を決めた。ボールをセンター方向ではなく、正反対の自陣ゴールに投げ込んでしまったのだ。東京ヴェルディだった水原大樹(http://www.youtube.com/watch?v=kVHE95gGJyg)は、バックパスをコントロールしようとしてボールを見失い、ボールを残したまま走り出してゴールを奪われたことがある。
今年6月には南アフリカでワールドカップが開催される。当探偵社としては、さらに笑える珍プレーを期待したい。
OP・コンチーネ