ファッションショーも「見る」から「参加」に

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東京カワイイ☆TV>沢村一樹とBENIをメインパーソナリティとする流行にフィーチャーした番組である。ファッションショーの裏側やストリートスナップ現場なども紹介していることから、現代日本のファッションシーンを読み取ることができる。

モデルと同じ服装

   先日、東京ガールズコレクションが横浜アリーナで開催され、史上最多の入場者で賑わった。この番組ではその裏側だけでなく、モデルの私服を紹介していた。そこでのキーワードはHIGH&LOW。要するに、高いファッションアイテムとリーズナブルなアイテムが混在したファッションを指す。たとえば8000円のワンピースに15万円のバッグを持つ、なんてこと。これは流行の移り変わりの速い現代において、常にお洒落でいるための秘策らしい。バッグなどはそれほど流行に左右されるものではないが、洋服は毎年、流行が変わり、去年着た洋服が今年も着られるとは限らない。非常に頭のいい戦略である。ちなみに、沢村一樹は自分のファッションをすべてHIGHだと豪語していたが、果たしてこれは自慢できることなのだろうか。

   番組のなかで一人の大学生が紹介された。彼女の東京ガールズコレクションへの情熱は普通の人とは違う。私の解釈では、ファッションショーとは流行最先端のファッションを身にまとったモデルが主役で、その華麗な姿・洋服を観客が見に行くものだと思っていた。しかし、彼女とその友人は自分たちもモデルと同じような最先端のファッションをおそろいで身につけ、会場最前列に陣取る。なぜそのようなおそろいのファッションでショーに行くのか。彼女らは最前列、なおかつ目立つ格好をすることで、モデルからグッズをもらうのである。完全にアイドルのコンサートに足を運ぶファンと同じ感覚である。

   時代の変化とともに、ファッションショーの様式も大きく変わったようである。もしかしたら10代女性こそが現代を活性化させるためのキーパーソンになのかもしれない。

YUKK

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