鳩山内閣の支持率下落が止まらない。野党・自民党も離党者が相次ぎ、ついに次期総理大臣候補ナンバーワンの舛添要一前厚生労働相も近く同党を離党して新党を結成する意向を明らかにした。
議席予測
こうした事態に困惑しているのは、政治家ではない、われわれ有権者のほうである。民主党はイヤだが、さりとて入れたい党もない。小沢一郎幹事長は衆参同日選挙まで画策していると報じられるが、どうしたらいいのやら。
「現代」は衆参同日選挙になった場合の予測を、「文春」は参議院選挙の予測をしている。現代によれば、民主党が301議席から207議席と大幅に減らし、自民党は116議席から209議席になり、第一党に返り咲くとしているが、舛添氏の離党前の予測だから、自民党がここまで戻すとは考えにくい。注目は、みんなの党で、5議席から9議席へ躍進すると見ている。
文春は、参議院選挙単独で、民主党は47議席、自民党43議席で、民主党は過半数割れすると読む。ここでも、みんなの党が0から12議席へと大躍進すると見ている。普天間基地移設問題で、アメリカメディアから「愚かな総理」とまでいわれた鳩山由紀夫首相の辞任説も真実味を帯びてきて、混迷する政局は、どこへ向かうのか道筋さえ見えてこない。 競馬に「もうはまだ、まだはもう」という格言がある。多くの人が、もうそろそろ負ける頃だと思って外すと、勝たれる。まだまだこの馬は勝てるだろうと、多くが考えていると、予想に反して負けてしまう。果たして民主党はどちらなのだろうか。