間寛平 前立腺ガン治療で患部に純金の粒埋め込み

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前立腺ガン治療のためアースマラソンを中断した間寛平(60)が、きのう(21日)、サンフランシスコで主治医とともに会見した。寛平は「ご心配かけて申しわけありません。すでに治療のための印をつけてもらいました」と切り出した。

毎日5キロ

   主治医のカリフォルニア大サンフランシスコ校の篠原克人教授は、寛平のガンの程度を「1から5までの悪性度のうち4にあたる。悪性度の高いガンで、治療をする時期だ」と語った。記者会見でもこんなやりとりが交わされた。

   寛平「悪いんですか?」

   教授「比較的悪い方です」

   寛平「えー!」

   教授「でも5じゃない」

   医師も本人も笑顔だ。会場にも笑い声……。

   すでに患部には純金の粒が埋め込まれていて、これに放射線を照射するのだという。寛平が「ちょっと痛かったけど、14金です」というと、医師が「24金です」と訂正。純金は24だよな。

   寛平はスタートから1年たったこの1月、ちょうど1万キロを走破したトルコでガンがわかった。医師と連携してホルモン療法をしながら走り続けたが、485日目の今月15日にトルクメニスタンに到着したところで中断。2か月の治療のあいだ、光代夫人は病院の近くに家を借りて、食事などのサポートをする。本人は「まったく嫁のいうままに行動してますから」というが、この間も毎日5キロを走るという。医師も「体力を十分保ってもらいたい」といっているので、これも必要なことらしい。

   加藤浩次が「すごい。治療しながら5キロも走る。健康な人でも大変ですよ」

   テリー伊藤は「医者に聞いたら、もし日本にいたら手術しちゃうだろう。しかし、アメリカは放射線治療で、これは間違ってないといってた」

   前立腺治療ではアメリカの方が圧倒的に症例が多いんだそうで、その治療はまず外部から日に1回、週に5回の照射を5週間行い、休養ののち内部照射になるのだという。この間毎日走り続けて、6月下旬にはマラソン再開というスケジュールだ。

   加藤は「奥さんがずーっといい先生を探していたんだそうです」

   寛平は主治医の手を握って、「治してください」と頭を下げたあとで、カメラに向かって、「真剣味が出てたかな?」とボケてみせていた。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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