橋下大阪府知事の「大阪都構想」をめぐる「大阪春の陣」が早くも始まった。番組では、平松大阪市長が20日、報道陣を前に次のような反撃のノロシを挙げたのを取り上げた。
時代錯誤
「『大阪都』、都政自体が完全に時代錯誤といいますか、何が地方分権と思ってらっしゃるのかという部分もよくわからない」
平松市長の批判を受けて立った橋下知事はさっそく…
「中身を詰める作業は、これから2、3年かけて詰まっていく作業。方向性を決めて大阪都制度をやるかやらないかを決めることが、先決ですね。こういう話は想像力を働かせれば分かるはずです。また、分からなきゃいけないのが政治家だと思っていますから、政治家として平松市長に対し政治的に攻撃していかなければいけない」
それでも政治家かと言わんばかりの知事の舌鋒だが、平松市長も負けてはいない。
「自分の意見に合わないものは敵とみなすということなんでしょう。制度の考え方自体を力でねじ伏せていくという変え方では、良いものにはならない」
スタジオにカメラが戻ると、小木アナが「落合さん、ガチンコ状態ですね」。コメンテーターの落合恵子(作家)は、知事それとも市長、どっちの陣の味方??
「どちらもキャラクターが出ていますね。橋下さんは対立構図を作り、表に出してどんどん進めていく方。平松さんは怒っているんじゃなくて、『悲しい』と報道にありましたよね。おっしゃる言葉も分かる」
大胆な構想には反発はつきもの。ならばハナから対決していこうというのがラガー・橋下流なのかもしれない。
落合は最後に「どっちつかずでごめんなさい、という感じです」と謝っていたが、ニュアンスからすると、緒戦は平松陣営味方か??
文
モンブラン