ある料理本が話題になっている。「体脂肪計タニタの社員食堂」という変なタイトル。健康計測機器メーカーのタニタの社員食堂の49種類のメニューを並べたレシピなのだが、発行部数は15万部という。いったいなぜ?
2か月で15キロ減
本の副題に「500kcalのまんぷく定食」とある通り、どれも低カロリーで、これを食べているタニタの社員たちが、確実にウエートを落としているというのだ。実際どうなのか、中山美香が社員食堂を訪れた。
社員食堂のメニューは1日1種類だけ。だが、全部で100種類からの日替わりだから、飽きるということはないのだそうだ。カロリーはどれも 500kcal前後なので、毎日食べていると相当なダイエット効果が期待できる。ある女性社員は「服のサイズはダウンしました。3、4キロやせた」とニッコリだが、この程度は普通で、「9キロ」減ったという男性社員、「2か月で15キロ」という男性社員もいる。社食で体重に変化があったという社員が62%にもなるという。ホントかよ?
この日のメニュー「ささみの衣揚げレモンあん定食」を実際に食べてみた中山。「痛い、アゴが。こんなに噛んだことない」と悲鳴を上げる。千切り野菜のサラダ、小松菜のおひたし、えのき茸の豆乳みそ汁が付くが、とにかく野菜たっぷり。これでカロリーを抑えているのに加え、硬めにゆでるなど歯ごたえも重視している。噛む回数が増えると、満腹感が強くなって食べる量が減るのだそうだ。社員も、「ときどきあごがくたびれる」と言うほどで、中山が噛む回数を計ってみたら、普通の定食では600回程度なのに、タニタの定食は1000回を超えた。社員もゆっくり食べるようにこころがけているという。
加藤浩次は、「それいいと思うよ。いつもあせって食べてますもん」
実際にスタジオでも試食。「うん、噛みごたえがある」とみな異口同音。
おおたわ史絵は「子どもたちもこれくらいのを食べた方がいい」。
「こういうのを子どものときから食べてたら、肥満にならない」と加藤。
おおたわ「やわらかいものを早く、ひとりで食べていると、どんどん太る」
加藤「実際、社員の方たちがやせているんだから……」
うん、これは絶大な宣伝効果がありそうだ。