弱小球団ファン
こうした会話は何かを思い出させると思ったら、プロ野球の万年弱小球団ファンの心理だ。ベテランのレギュラー選手の惨状を見て、期待の若手の台頭を待望する。ところが、いざ交代すると、若手はミスを連発し、いくら経っても一向に伸びない、育たない。そのうちに、ベテランに戻せとか、ほかの選手を出せ、いやまだ待つべきだといった議論が盛んになる。新たに期待された「第三の選手」も、試合に出てみれば、先の二人より負けず劣らずの絶望的なダメさ加減を見せつけてくれるのである。
さて、番組に戻ると、「自・民解党法案」は小さな国会では可決されたものの、リアルワールドで実現することはあり得ない。野球ならば愛想をつかして見なければ済むが、政治・政界となるとそうはいかない。民主党も自民党も危機感が足りないというほかないだろう。
ボンド柳生
*太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中(日本テレビ系)