<テレビウォッチ> 来5月1日に開幕する「上海万博」のPRソングに盗作の疑いが出ている問題で万博事務局はきのう(4月18日)、「著作権に関して問題が発生している。PRソングの使用をしばらく停止する」と発表した。
著作権と中国
問題のPRソングは「2010年は君を待っている」。ジャッキー・チェンら中国の人気タレントや歌舞団が派手に歌い上げて、その映像が開幕を大いにあおっていた。
ところがこれが、日本のシンガーソングライター岡本真夜の「そのままの君でいて」に酷似しているとの指摘が出ていた。しかし、中国の作曲家は、「軽やかな感覚を伝えたいので、新しいスタイルを使った」と自分の曲だと主張していた。
しかし、あの中国が、あっさり「著作権上に問題あり」と認めたこと自体が、真相を示しているともいえそうだ。そこで、ここがテレビの強み。この2つをじっくりと比較してみせた。リズムやメロディーの全体の感じがだけでなく、細かい部分を克明に比較、連続して聴いてみると、これは確かに似ている。
加藤浩次は、「あの部分が似ているということじゃないから……言い逃れはできないでしょう」
勝谷誠彦「君ということばといいイメージといい、丸ごともらったという感じですよ。大阪万博の『こんにちは』の歌があったでしょう? あれが盗作だったら大変なこと」
テリー伊藤は「泥棒と一緒ですよ(笑い)。中国もはっきりと認めないといけない」
勝谷「中国は知的所有権がいちばん問題なんだから。恥ずかしいところが出ちゃった。国の威信をかけた場でね」
テリーはなおも「これ、現金盗んだのと一緒ですよ」といってる。
一方の岡本側は、HPで「調査中」とのことだが、さあ、中国国内はどうなるんだろう。開会式は歌なしになるのか?