<テレビウォッチ> 「日本の未来の姿ではないか? とギリシャに行ってきました」とリポーターの玉川徹が、財政危機が叫ばれているギリシャを取り上げた。
「最悪のシナリオ」
人口は東京都よりちょっと少ない1100万人、2008年のGDP (国内総生産)は3575億ドル(約33兆3600億円)で日本の7%程度。どこが日本の未来の姿に通じるのか。
で、まず取り上げたのが日本の現在の姿。国の借金973兆円、赤ちゃん含めて国民1人当たり763万円の借金をいつどう返していくのか見通しゼロ。このままでは最悪のシナリオが待っているというわけで、挙げたのが次の3点。
ひとつは金利の上昇。政府の借金である国債の金利は現在1.4%。その金利支払い分だけでも年間10兆円をあてている。この金利が5年以内で2~3%に上昇することは100%可能性があるという。
ふたつ目は1年間で物価が数倍から数十倍にハネあがるハイパーインフレ。なぜ今のデフレが超インフレになるのか説明はなかったが、これも20%ぐらいの可能性があるという。
みっつ目はハイパーインフレでカネの価値が下落するために超円安が現出するという。
つまり、将来の日本の最悪シナリオが、今のギリシャだということらしい。で、ギリシャの現状を探訪してみると……
文
モンブラン